中古日本語「もみぢ」 < 上代日本語「もみち」 < 動詞「もみつ」の連用形
もみじ【紅葉, 黄葉】
(上代にはモミチと清音。上代は「黄葉」、平安時代以後「紅葉」と書く例が多い)
- (植物学, 秋の季語) 晩秋に、赤や黄に色づいた葉。秋の季語。
- (木) カエデの異名。特に、赤く色づいたカエデの葉を指していう。
- (肉, 俗語) 鹿肉の俗称。
- (近畿方言) 麦の麩。
- 語義1、2
- 動詞もみずの連用形から、名詞化したもの。
- 語義3
- 鹿には紅葉が取り合わせであることから。その起源は猿丸太夫の「奥山に もみじ踏み分け 鳴く鹿の 声きくときぞ 秋は悲しき」という歌からとも、さらには、この歌をモチーフとした花札の柄からとも。
- 語義1
- 語義2