テロル

日本語

語源

ドイツ語 Terror からの借用語社会主義思想やマルキシズムの流入に伴い輸入され、昭和初期（1920年代後半）から昭和30年代（1950年代後半）ころにかけて用いられた。以降、同義であるテロ、テロリズムに代えられた。

名詞

テロル

1. 暴力的手段を用い、それにより威嚇することにより、自らの政治的信条を主張し、その信条と敵対する勢力を屈服させようとすること。
   • 単に女主人公の経験だけを描いているのではなく、ソヴェト社会の建設、日本の帝国主義者のファシストとしての活動、日本の小市民家庭、インテリゲンチャの一部の混乱と崩壊、ポーランド、ドイツの労働者へのテロル、帝国主義日本の在外官僚の反ソ的言動、全体として若く建設されつつある新しいソヴェト社会と、老朽しすくいがたい矛盾を偽瞞によってのみおおおうとしている古いヨーロッパとの対比も描かれています。（宮本百合子『文学について』）