トーク:きたない

出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
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漢臭か?[編集]

ShikiHでございます。ふるく、日本の辞書は漢籍を読むためのもの。その際に和臭と言って日本語にとらわれた記述はひどく嫌われました。しかるにウィクショナリ日本語版を見ると、その逆、つまり日本語をシナ語で解釈しようとする”漢臭”が見られるような気がします。

「きたない」は和語であって、漢字を充てるとすれば「汚」の字を充てることが多いのは事実でしょう。しかしながら、きたないは汚、汚の対義語はシナ語では清、清は和語では「きよい」、よって「きたない」の対義語は「きよい」と演繹するというのは推論の方向が望ましくありません。シナ語で和語を考えてはなりません。どうもこの項目ではそのように考えられているのではないかと疑います。日本語を母語とする話者に、「きたない」の対義語は何かと聞いたとき「きよい」と答える人は滅多にいないと思います。普通の答えは「きれい」でしょう。「きたない水」の対義語は「きれいな水」の方がよいと思いますが、エリック・キィさんのご指摘により「水清ければ」という例が示されました。しかし私が思うに「水清」は訓読すれば普通は「みずすむ」。これの対義語は「水濁」、「みずにごる」。(さらに言えば、濁った水は黄河の水のごときものを思います。黄河には「にごった水」が流れていますが、「きたない水」が流れてるわけじゃないでしょう。)

今、全般の対義語として「清い水」「清いことば」と言うがごとく書かれていますが、いささか問題があると思い、「きれい」を書き加えます。--ShikiH (トーク) 2015年6月28日 (日) 10:07 (UTC)[返信]