トーク:っ

出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
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接中辞[編集]

接中辞 (infix) の「っ」を追加しました。「でかい」、「やすい」、「めちゃくちゃ」など、このような派生が存在するのは明らかですが、これを接中辞として挙げている辞書はないと思います。— TAKASUGI Shinji () 2014年4月8日 (火) 04:34 (UTC)

「っ」はそれ自身の発音を持ちません。次の子音を長く発音するという、発音のための補助記号です。音声言語には存在しないが、正書法には存在するというのは、フランス語のアクサンに似ていませんか? 接中辞であるかどうかは難しいところだと思います。--ShikiH (トーク) 2014年4月8日 (火) 08:29 (UTC)
日本語の音韻論では「っ」を 1 モーラの担い手として特殊音素 /Q/ あるいは後続する子音の繰り返しで表記するので、アクサンや濁点よりは独立性があります。
/dekai/ → /deQkai/ あるいは /dekkai/
/yasui/ → /yaQsui/ あるいは /yassui/
似ているものとしては、英語の -fucking- があります。 — TAKASUGI Shinji () 2014年4月8日 (火) 10:28 (UTC)
ShikiHでございます。/Q/が音素であり、1モーラの担い手ではあるが1音節を構成するわけではなく、また特定の音価を持たないことに異論のある人は滅多にいないと思います。あとは接中辞の定義次第なので、書いてみてくださいませんか?--ShikiH (トーク) 2014年4月8日 (火) 11:31 (UTC) 下線部補記--ShikiH (トーク) 2014年4月10日 (木) 15:15 (UTC)
接中辞は語根の中に割り込む接辞です。英語の -fucking- を例に取ると、
のように、語の構成を無視して第一アクセントの前に割り込みます。「っ」も語の構成を無視して第一モーラの後に割り込みます。また、従来の日本語にはない音の連鎖が生じます。
  • はやい → はやい ([1])
  • ひえひえ → ひえひえ ([2])
この点で、「っ」は独立性が高く、接辞とみなせます。 — TAKASUGI Shinji () 2014年4月9日 (水) 02:27 (UTC)
ShikiHでございます。最初に記事を読んだとき、なるほどと思いました。意見を求めるということだったので敢えて意見を述べました。ですから本文を削除するつもりなどはありません。意見募集でなければ、何も言わなかっただろうと思います。固有の音をもたないものであっても接辞でかまわないかもしれません。しかし、きちんと定義できないのは困ったことです。さて、次の段階として、お聞きいたします。「やっぱり」は接中辞を含むでしょうか? ご判断をお聞かせください。--ShikiH (トーク) 2014年4月9日 (水) 23:16 (UTC)

(インデント戻します)非常におもしろい話題だと思います。「接中辞infix)」は言葉としては聞いたことがありましたが、接頭辞・接尾辞などと異なり、広く知られる言語では、あまり見られることなく、まさか日本語にとおもっていました。

確かに、

  1. 「期待する意味を有して」当該音声要素(学術用語を知らないので、こういう言い方しか思いつかない)単独又は付属語のみが接続される形で、文節を構成することがない。→「自立語」ではない。
    • 「期待する意味を有して」が必要なのは、同様に接中辞として概念できそうなものに「ん」があり(「あまり」→「あんまり」)、「ん」自体は、感動詞的機能もあり、意味論的に区分けをするため。
  2. 一般的に全ての自立語に接続するわけではなく、特定の自立語のみに接続し、意味を添加する。→「付属語」ではない。
  3. 「自立語」でもなければ、「付属語」でもないので、「語」の一部である。
  4. 付加することにより、付加前の「語」に対して、共通する機能(「っ」の場合は強調?)を有し、かつ、その生起頻度が、比較的高い(全ての語に適用できるわけではないが、適用例がごく限られているというものでもない)。さらに、活用の一部ではない。→「語素」である。
  5. 接頭辞又は接尾辞ではない。→「接中辞」

ということでしょうか。

論理的思考なので、このように概念するのは問題ないと考えますが、一応、wikipedia全体のルールと考える独自研究は載せないの観点が気になりましたので、「日本語において、接中辞が概念でき、『っ』はそれに含まれるか」ということで検索してみたところ、以下のとおり、学術論文等に当たることができたので、特に問題ないかと考えます(ただ、語源学的アプローチの上、試論的なものではありますが)。

なお、「やはり → やっぱり」の関係は、私は、「あはれ → あっぱれ」の関係で、(「っ」を接辞とした場合でも)接辞付加と言うより語形変化と思っていましたが、以下の論文を見ると、一定の音韻変化の法則に基づいたもので、やはり、接辞付加の一種といえるようです。

この論文の中では、「促音+h→促音+p」もさながら、「促音+s→促音+tʃ」(ちいさい→ちっちゃい)がおもしろかったですね。

ただ、接頭辞・接尾辞とは違って、接中辞変化の語は、単独で辞書の見出し語となるべきとは考えます。--Mtodo (トーク) 2014年4月10日 (木) 02:49 (UTC)

ShikiHさん、Mtodoさん、ご意見および論文検索ありがとうございます。このまま立項しておいて大丈夫そうですね。— TAKASUGI Shinji () 2014年4月10日 (木) 06:36 (UTC)
shikiHでございます。TAKASUGI Shinjiさん、Mtodoさんのご判断に同意します。すなわちこの記事は存続する。しかし「やはり」とは別に「やっぱり」のような語は立項する。私の意見ですが、その際には「接中辞」の語は語釈その他の説明に用いないことをお願いしたい。ウィクショナリはなるべく高校までに学習する学校文法から離れないほうがよろしいでしょう。私を含めて、読者の国語学の知識は高卒程度と見積もるのがよかろうと思います。今回は特に、まだ接中辞の定義が完成していませんから、一般の読者が戸惑うと思います。「接中辞は語根の中に割り込む接辞です」ではいささか不十分だと思量します。--ShikiH (トーク) 2014年4月10日 (木) 15:15 (UTC)
見出し語の前に品詞を示すのは大原則なので、「接中辞」と書いてあるのは致し方ないと思います。使い方を「っ」の項目で説明すれば大丈夫ではないですか? — TAKASUGI Shinji () 2014年4月11日 (金) 08:03 (UTC)
えーと、なんか行き違いがあるような気がします。「やっぱり」の記事の中では接中辞と言わないのが親切だろうと言ったのです。--ShikiH (トーク) 2014年4月11日 (金) 10:50 (UTC)
それなら了解です。 — TAKASUGI Shinji () 2014年4月12日 (土) 03:32 (UTC)

接中辞の意識を持つと、いろいろ勉強になります。歩きながら突然思いついたりしてちょっと危ない。「哀れ」と「天晴れ」って同じ言葉だったんだとか、いろいろな発見があります。辞書を見れば書いてありますが、自らの発見って楽しい。さらに勉強いたします。--ShikiH (トーク) 2014年4月12日 (土) 16:10 (UTC) さらに言えばグノーのセレナーデの訳詩「♪あわれゆかしき 歌の調べ/ 夕べはるかに 胸にきけば/ 心はかえる 楽し昔」。半分しかわかっていなかったのに堂々と歌っていました。近藤朔風に申し訳ない。ああ、はずかしい。--ShikiH (トーク) 2014年4月12日 (土) 16:48 (UTC)