トーク:ねる

出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
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熟語 語義4の 練り固めるについて。[編集]

Mtodoさんの手で、熟語の見出し:語義4の *練り固まるねり‐かたまる=練り固めるについて。削除して頂きました。そこで、説明を掲げてから、議論をお願いしたいと思います。

  • (掲載までの経緯練るの類義語(類語)・派生語で検索しても、練り固まるは、出ませんでしたが、記憶の中で『宣言文を練り固めた』と言うフレーズが思い出され、練り固めると、ねりかためるで辞書を検索するとねりかためるの場合も、『“練り固める”では有りませんか?』と言う案内が示され、土・砂を練り固めるという用例と、更に、青空文庫へリンク吾輩は猫であるの存在を知り、読んでみましたら、『捏ねて、練り固める』と言う直接的語義1への適用だけでは無く、人物への例えにも使えると判明しました。
そこで、熟語に挙げる事を考えて、文法的検証をしましたが…Mtodoさん指摘の通り、動詞+動詞の語句で有り、成句(一部の項目で見出しに使用されている)複合語の可能性も考えました。
文章検索をかけてみていると、『頑固に練り固まった』と言うよう例にあたり、練り固めると、練り固まるの二つの可能性と、複合語=語尾が活用されるが懸念されるに及びました。
そこで、人物限定の語義は見当たらない(小項目主義の大辞林では更に別れていましたが、(著作権の問題は勿論の事)他の辞書と、従来の記事を読んで、既存のほかの語義から応用・解釈困難な人間性の練磨と、『心技体を練る』と言う一項目に絞って加筆補綴した意義がなくなりますので)検索した用例から、そのままの言葉『練り固まる』を掲載しました。

以上が、趣旨説明です。自分の考え方や、解釈を、押し付けようとして説明したわけではありません。

  • さっそく、複数の類語辞典に掲載されている練り上げると言う別の熟語へ差し替えておきましたが、議論の余地は有ると考えましたので、此処で、ご意見・ご提案、ご指導を賜ります。また、練り上げるにしても、動詞練ると、動詞あげるの複合語が元になっている事は、練り固める以上に明白なのは、掲載までに実施した検索や、文章検索の結果から推測出来ますので、こちらへの書き込みも、虚心坦懐伺いたいと思っています。
  • 尚、語義2に充てて練り上げる練り固まるは使用出来ない。と言うのが、わたしの調査の結論です。(念のため補足)--みぃにゃんトーク2013年1月21日 (月) 04:03 (UTC)[返信]
というか、もっとプリミティブな問題です。
日本語の複合動詞は、基本的に「AしてBする」というものか、「A(という動作)がB(状態等)(AがBの目的の動作となっている)」のいずれかです。後者(専門的には統語的複合動詞といいます)は、自他の組み合わせに制限はありませんが、前者(これを語彙的複合動詞といいます)においては、一般に、ABはともに自動詞であるか他動詞であり(厳密には自他の組み合わせも認められる場合があり、これを説明するには非能格動詞、非対格動詞の概念他を援用する必要があるため、ここでは割愛)、「(AX)練る(他動詞)」と「(X)固まる(自動詞)」の組み合わせでは、主語が一致しないと言う問題によるものです(プリミティブと言うのは一般的な言語感覚にあわないと言う意味です)。--Mtodoトーク2013年1月21日 (月) 19:58 (UTC)[返信]

(字下げ戻します。)Mtodoさん、未明にお返事ありがとうございます。 『練り固まる』では無く、『練り固める』なら、好かったと言う事でしょうか?
複合動詞についてかなり難しい部分まで考えて、削除されたと言う事は解かりました。
『練り固める』で文章を検索した場合、文章の流れで『凝り固まる』の類型=表現の揺れとして、書いてあったのかも知れません。全文を読み尽くしたわけでは無いです。よい典型例を探し当てていなかったのでしょうか。
それ以上の議論は、少し調べなおしでもしないと、議論出来ませんが、今、答えられる範囲では、熟語の形として、決まり文句的な複合動詞は、日本語の語彙にかなりありますから、今後とも、勉強をしながら注意を払って制作するようにします。
ところで、『練り固める』だと自動詞+自動詞で、熟語に挙げる場合に、好ましい典型例と言えるのかな?--みぃにゃんトーク2013年1月21日 (月) 22:39 (UTC)[返信]