一蓮托生

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日本語[編集]

異表記・別形[編集]

成句[編集]

(いちれんたくしょう)

  1. 念仏を唱えていれば、死後、浄土で同一の蓮華の上に生まれ、身を托せる(托生)とする、日本の仏教上の思想
  2. (1から)物事の善悪結果にとらわれず、行動を共にすること。
    • 「親分の夜明かしは御苦労ですね。家へ帰って誰か呼んで来ましょうか」と、勘太は云った。「まあいいや。この頃は暑くなし、寒くなし、月はよし、まだ藪ッ蚊も出ず、張り番も大して苦にゃならねえ。おめえと一蓮托生だ」(岡本綺堂 『半七捕物帳 夜叉神堂』)
    • 一蓮託生死なば諸共、捻平待ちやれ。」と、くすくす笑って、小父者も車にしゃんと乗る。(泉鏡花 『歌行燈』)

朝鮮語[編集]

成句[編集]

一蓮托生일련탁생

  1. (日本語に同じ)一蓮托生。

脚注[編集]

  1. 国会の議事録での表記(『標準用字用例辞典』日本速記協会)。国会会議録検索システムで検索する際は注意を要する。