両脚

出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
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日本語[編集]

名詞[編集]

(りょうきゃく、りょうあし)

  1. 左右両方
    • 然れども幸か不幸か、余は今なほ畳の上に両脚(りょうきゃく)を折曲げ乏しき火鉢(ひばち)の炭火(すみび)によりて寒(かん)を凌(しの)ぎ、簾(すだれ)を動かす朝(あした)の風、廂(ひさし)を打つ夜半(やはん)の雨を聴(き)く人たり。(永井荷風『江戸芸術論』大正3年)
    • それが、見世ものの踊(おどり)を済まして、寝しなに町の湯へ入る時は、風呂の縁(ふち)へ両手を掛けて、横に両脚(りょうあし)でドブンと浸(つか)る。(泉鏡花『国貞えがく』)

関連語[編集]