乾坤一擲

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日本語[編集]

名詞[編集]

(けんこんいってき)

  1. さいころを投げて天が出るか地が出るか賭けること。
  2. 命を懸けた一か八か勝負をすること。
    • 君は、不正直です。陰険です。それも、つまらぬ小細工ばかり弄して、男らしい乾坤一擲の大陰謀などは、まるで出来ない。ポローニヤス、少しは恥ずかしく思いなさい。(太宰治『新ハムレット』)

副詞[編集]

(けんこんいってき)

  1. 一か八かの勝負に出るさま。
    • 言をかえていえば、それ等社会学、経済学的原則が実行に移されようとする時、乾坤一擲、新たな生命を以て、しんからうまれ変らなければならない根性が、人間の、人生に向かう態度のうちにあるのではないだろうか。(宮本百合子『男…は疲れている』)

関連語[編集]