付録:スラヴ祖語/degъtь

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スラヴ祖語[編集]

異表記[編集]

語源[編集]

近隣のバルト語派においてはリトアニア語 degùtasラトヴィア語 dȩgutsの様にそれぞれ〈燃やす〉、〈燃える〉を意味する動詞dègtidegtとの関連性が明白である。これに対し、スラヴ語において対応する動詞は語頭の子音が異なる*žegtiである為、この語はバルト語法によるものであると見なされる事もあるが、デルクセンは印欧祖語段階の名残りとして語根の*deg-*d音がスラヴ語に継承されたものであろうと見ている。ブリュクネルもこの語をバルト語からの借用とは見ていない。

名詞[編集]

*degъtь 男性

  1. タール

諸言語への影響[編集]

西スラヴ語群:

東スラヴ語群:

南スラヴ語群:

脚注[編集]

  1. 1.0 1.1 1.2 1.3 森安、栗原ら (1986), pp. 128-129.
  2. 2.0 2.1 2.2 2.3 2.4 2.5 2.6 Derksen (2008), p. 98.

参考文献[編集]