倉皇

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日本語[編集]

この単語の漢字
そう
第四学年
こう
第六学年

名詞[編集]

そうこう

  1. あわてふためき、いそぐ様子。あわただしいさま。
    • 結局今になって何かあたふたと倉皇のうちにこのPKO云々というのが出てきた。(國弘正雄、 第123回国会 参議院 国際平和協力等に関する特別委員会 第16号 平成4年6月3日)

形容動詞[編集]

  1. あわてふためき、いそぐ様子。あわただしいさま。
    • 準備期間を私どもが希望するとおりとることがむずかしゅうございまして、やや倉皇として急ぎ実施をしたというところから、少し手が尽くせなかった点があるというところがあろうかと思います。(山本純男、第98回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第1号 昭和58年3月4日)
    • すると「おい」と云う父の声が、突然彼の耳を驚かした。彼は倉皇と振り返る暇にも、ちょうどそこにあった辞書の下に、歌稿を隠す事を忘れなかった。(芥川龍之介『お律と子等と』)[1]

活用[編集]

関連語[編集]


中国語[編集]

副詞[編集]

(cānghuáng 簡体字:仓皇)

  1. 慌てふためいて。

脚注[編集]

  1. 青空文庫(1998年12月19日公開 2004年3月9日修正)(底本:「芥川龍之介全集4」ちくま文庫、筑摩書房 1987(昭和62)年1月27日第1刷発行 1993(平成5)年12月25日第6刷発行 底本の親本:「筑摩全集類聚版芥川龍之介全集」筑摩書房 1971(昭和46)年3月~1971(昭和46)年11月)https://www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/124_15171.html 2022年1月3日参照。