労多くして功少なし

出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
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日本語[編集]

成句[編集]

ロウおおくしてコウすくなし

  1. 労力をかけることが多い割には、それに対する見返りが少ないこと。無駄努力
    • 亀尾君訳エツケルマンのゲエテ語録の中に、少壮の士の大作を成すは労多くして功少きを戒めてやまざる一段あり。ゲエテ自身フアウストなどを書かんとして、懲り懲りした故なるべし。(芥川龍之介 『雑筆』)

由来[編集]

荘子・天道篇』の以下の一節より

  • 今蘄行周於魯、是猶推舟於陸也。勞而無功、身必有殃。
    (訳)現代に周のやり方を魯でやろうというのは、陸で舟を推して進めようとするようなものである。苦労は多いが益は少なく、必ず問題が生じるであろう。

関連語[編集]

翻訳[編集]