勿論

出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
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日本語

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副詞

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もちろん:近時は仮名書きされる例が多い)(「勿」は否定の助辞)

  1. いうまでもなく当然のこととして。
    • 僕は勿論死にたくない。しかし生きてゐるのも苦痛である。(芥川龍之介 『遺書』)
  2. いうまでもないがさらに。当然のことであるがそれにくわえて。
    • 蒐集と云ふことには小学校に通つてゐた頃、昆虫の標本を集めた以外に未嘗熱中したことはない。従つてマツチの商標は勿論、油壺でも、看板でも、乃至古今の名家の書画でも必死に集めてゐる諸君子には敬意に近いものを感じてゐる。(芥川龍之介 『蒐書』)

名詞

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もちろん:近時は仮名書きされる例が多い)

  1. いうまでもないこと、当然のこと。
    • 暮しのつらいのは勿論だつた。(芥川龍之介 『六の宮の姫君』)
    1. (「勿論のこと」の形で)
      • お互に一つの心配を持つ身となった二人は、内に思うことが多くてかえって話は少ない。何となく覚束ない二人の行末、ここで少しく話をしたかったのだ。民子は勿論のこと、僕よりも一層話したかったに相違ないが、年の至らぬのと浮いた心のない二人は、なかなか差向いでそんな話は出来なかった。(伊藤左千夫野菊の墓』)
      • 批評が印象に基くということと、所謂印象批評というものとを、区別しなければならぬのは、勿論のことだ。(戸坂潤 『文芸評論の方法について』)

発音(?)

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も↗ち↘ろん

類義語

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翻訳

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呉語

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接続詞

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  (簡): 勿论 (veh4len)

  1. ~であろうとも

参照

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朝鮮語

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名詞

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물론

  1. 勿論、無論