即死

卽死 も参照。

日本語

発音

• (東京式) そくし [sòkúshí] (平板型 – [0])
• IPA^(?): [so̞kɯ̟ᵝɕi]

名詞

即死 (そくし)

1. 危害を受けてから瞬く間に死ぬこと。
   • いきなりつんのめって前頭部を強打した。前額は頭蓋骨でも一番頑強な部分だから砕けなかったが、これが左右とか後頭部なら完全に即死だった。（坂口安吾「天才になりそこなった男の話」）〔1935年〕
   • そこへ、原爆炸裂の閃光がパッと来た。その人は即死だったろう。然しその影が、石段に刻印された。（豊島与志雄「ヒロシマの声」）〔1951年〕

動詞

即死-する（そくし-する）

1. (自動詞) 危害を受けてから瞬く間に死ぬ。
   • ところで、人間があのビルディングの五階の窓からあの敷石道へ墜落したら、ひとたまりもなくその場で即死することは疑問の余地がありませんね。（平林初之輔「五階の窓」）〔1926年〕
   • 氷の値が鰻上りに上った。Ｎ製氷会社の社長は、喜びのあまり脳溢血を起して即死した。（小酒井不木「死の接吻」）〔1926年〕

活用

活用と結合例

即死-する 動詞活用表（日本語の活用）

サ行変格活用
語幹	未然形	連用形	終止形	連体形	仮定形	命令形
即死	し せ さ	し	する	する	すれ	しろ せよ

各活用形の基礎的な結合例

意味	語形	結合
否定	即死しない	未然形 + ない
否定(古風)	即死せず	未然形 + ず
自発・受身 可能・尊敬	即死される	未然形 + れる
丁寧	即死します	連用形 + ます
過去・完了・状態	即死した	連用形 + た
言い切り	即死する	終止形のみ
名詞化	即死すること	連体形 + こと
仮定条件	即死すれば	仮定形 + ば
命令	即死しろ 即死せよ	命令形のみ