口を利く

出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

日本語[編集]

成句[編集]

くち

  1. 話す。声を出す。
    • 杜子春は早速その問に答へようとしましたが、ふと又思ひ出したのは、「決して口を利くな。」といふ鉄冠子の戒めの言葉です。そこで唯頭を垂れた儘、のやうに黙つてゐました。(芥川龍之介杜子春』)
  2. 仲介する。
    • 床屋の主人は何んでも世話を焼いて、此所で話が決まるという風。お祭礼まつり相談婚礼の話――夫婦別れの悶着、そんなことに床屋の主人は主となって口を利いたものです。(高村光雲『幕末維新懐古談—その頃の床屋と湯屋のはなし—』)

派生語[編集]