出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
右記 (うき)
- 右側に書いてあること。
- (縦書きの文書において)同じ文書のなかで先行する部分に書かれたこと。
- かうして私はいつからといふことなく又必ずしも右記のやうな論理を辿つてのことではなく、(...) (坂口安吾『女占師の前にて』)〔1938年〕
- とちく場の施設内において右記三の監視指導を効率的に行うため、とちく検査員に対し食品衛生監視員を補職し、食品衛生法上の監視指導も併せて行うこと。(厚生省「と畜場法施行規則の一部を改正する省令の施行等について」)〔1997年〕
右記する (うきする)
- 右側に書く。
- 同じ文書のなかで先行する部分に書いてある。
- しかもそのこれを使役する、必ずしも征夷のためのみならず、右記するがごとく雄略朝にはこれを征新羅軍に用いんとしたるなり (喜田貞吉『武士を夷ということの考』)〔1916年〕
活用と結合例
各活用形の基礎的な結合例
| 意味 | 語形 | 結合 |
| 否定 | 右記しない | 未然形 + ない |
| 否定(古風) | 右記せず | 未然形 + ず |
自発・受身 可能・尊敬 | 右記される | 未然形 + れる |
| 丁寧 | 右記します | 連用形 + ます |
| 過去・完了・状態 | 右記した | 連用形 + た |
| 言い切り | 右記する | 終止形のみ |
| 名詞化 | 右記すること | 連体形 + こと |
| 仮定条件 | 右記すれば | 仮定形 + ば |
| 命令 | 右記しろ 右記せよ | 命令形のみ |
右記 (うき)
- (書物) 守覚法親王が著したとされる故実書の名称。
- 「ああいった史料、どう」「どうって」「何から索くの」「保元や平治は、まとまったものもあるけれど、ま、公卿日記だね」「公卿日記」「兼実の玉葉とか、左記、右記、百錬抄、山槐記といったようなもの。それと平安朝随筆の著聞集、今昔、愚管抄なんか。あるね、あることは。けれど日記がいちばんさ。大事な日の天候まで分かっているし」 (吉川英治『新・平家今昔紀行 伊勢から熊野路の巻』)〔1951年〕