喉元過ぎれば熱さを忘れる

出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
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日本語[編集]

成句[編集]

元過ぎれば熱さを忘れる。(のどもとすぎればあつさをわすれる)

  1. 煩悶するほどの苦痛、苦労、激痛も、それが過ぎてしまえばその痛みや苦しみをすっかり忘れてしまう。
  2. 苦境の時に恩を受けた恩人のことを、苦境が過ぎると忘れてしまう。

同義句[編集]

参照[編集]

  • 上方いろはがるた:鑿といえば鎚
  • 尾張いろはがるた:野良の節句働き
  • 幸田露伴『東西伊呂波短歌評釈』
    • 東のは懲りて復これを忘るゝものを云ひ、西のは人須らく智を運し功を速やかにすべきを云へり。西のは東の方にては云はぬ諺なるが、鑿は鉄鎚を待つて其の功を遂ぐるものなれば、鑿をと云はば鎚をも添へて与ふるやうにせよとなり。東のは失敗の径路を指摘して戒め、西のは成功の用意の如何にすべきかを教ふ。西のの方おもしろし。