宸襟

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日本語[編集]

名詞[編集]

しんきん

  1. 天子皇帝天皇などの心中
    • 今日となってはもはやこのほかに見込みがない、神祖(東照宮のこと)以来の鴻業一朝に廃滅するは先霊に対しても恐れ入る次第であるが、畢竟天下を治め宸襟を安んじ奉るこそ神祖の盛業を継述するものである、と、慶喜に言われても、多数の有司異議をいだいてなかなか容易に納まらない。(島崎藤村夜明け前』)