市虎

出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

日本語[編集]

名詞[編集]

(しこ)

  1. (「人出の多い市街に、用心深いはずの虎がいる」ということから)根も葉もない噂、流言飛語
  2. 根も葉もない噂でも、多くの人が語り出すことで真実と取り扱われるということ。

由来[編集]

  • 韓非子・内儲説上』より、なお、『戦国策・魏策』にも取り上げられている。
    龐恭與太子質於邯鄲、謂魏王曰「今一人言市有虎、王信之乎」、曰「不信」。「二人言市有虎、王信之乎」、曰「不信」。「三人言市有虎、王信之乎」、王曰「寡人信之」。龐恭曰「夫市之無虎也明矣、然而三人言而成虎。今邯鄲之去魏也遠於市、議臣者過於三人、願王察之」。龐恭從邯鄲反、竟不得見。

表現のゆれ[編集]

  • 市に虎あり

同義句[編集]


中国語[編集]

名詞[編集]

(shìhǔ)

  1. 根も葉もない噂、流言飛語
  2. 根も葉もない噂でも、多くの人が語り出すことで真実と取り扱われるということ。

同義句[編集]