年貢の納め時

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日本語[編集]

成句[編集]

年貢の納め時 (ねんぐのおさめどき)

  1. 悪事し続けた遂に捕らえられて服すべき
    • 阿能十は、初めから、さっぱりしていた。もう年貢の納め時と――中野お犬小屋荒しの遠い事から今日までのこと、何でも、あッさりと記憶を述べた。(吉川英治 『大岡越前』)
  2. 物事見切りをつけるべき
    • 兄貴、いろいろとお世話になったが、江戸へ出て一旗揚げるつもりだ。がんりきもここらが年貢の納め時だから、小商売の一つも始め、飯盛上あがりの女でも連合つれあいにして、これからは温和おとなしく暮して行きてえものだと思わねえこともねえが、天道様がそうは卸してくれめえから、とてものことにまた逆戻りで、畳の上の往生は覚束ねえだろう。(中里介山大菩薩峠 女子と小人の巻』)

関連語[編集]