年貢を納める

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日本語[編集]

成句[編集]

年貢める (ネングをオサめる)

  1. (原義)農民が主に稲の収穫に対する課税である年貢を収穫を終えて公におさめる。
    • 或は百姓が年貢を納め町人が税を払うは、即ち国君国主の為めにするものなれば、自ら主君ありと言わんか。(福沢諭吉 『女大学評論』)
  2. (転義)今までの悪事に対する処分を受ける。
    • 尤も反社会性などというと、ブルジョア社会学のブルジョア社会に対する忠勤振りを連想するかも知れないが、客観的に見て果して反社会的であるかないかは問題外として、今は当人達自身の意識に於て、反社会的な気持がどこまで本気なのか、自分でも判らないのである。旦那に捉って年貢を納めればスッカリ「社会」と妥協して転向(?)して了うのである。(戸坂潤 『世界の一環としての日本』)

関連語[編集]