出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
形声 (けいせい)
- 漢字の造字法である六書のひとつ。関係する事物の意味を表す意符(形符)と音を表す音符(声符)の組み合わせにより漢字を構成する方法。形声により構築された漢字を形声文字という。
- 例えば「河」という文字は「かわ」を意味する{/*ɡaaj/}という語を書き表すために作られた字であるが、この字は意符である「氵」(「水」の略体)と音符である「可」から構成されている。音符「可 /*khaajʔ/」は/*ɡaaj/との音韻的な類似性から選ばれたものであり、一方意符「氵」は水に関する事柄を表すと同時に、音符「可」を持つその他の文字(「何」等)と区別する役割を持つ。[2]
- 最初期の形声文字は、既存の表語文字に限定符を添加することで形成された。のち形声文字が大量に現れてから、意符と音符を直接組み合わせる形声文字が作られるようになった[3]。
形 声(xíngshēng 繁体字:形聲)
- (日本語に同じ)
- ↑ 『大辞林』松村明 編、三省堂、2019年、第4版。 ISBN 4-385-13906-7
- ↑ William H. Baxter, A Handbook of Old Chinese Phonology, Mouton de Gruyter, 1992, pp. 12。
- ↑ 裘錫圭著、荻野友範・稲畑耕一郎・崎川隆訳『中国漢字学講義』、東方書店、2022年、269頁。