後は野となれ山となれ

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日本語[編集]

成句[編集]

あととなれやまとなれ

  1. 今をやり過ごせば後のことはどうだっていいこと。
    • なに、忍び足に帰って来た写真師が抜け駆けの功名をやったのです。それと分かると演奏者も、聴衆もあっけに取られて、しばらくは拍手抜けがしたように黙っていましたが、さすがに憤慨した連中があったとみえ、二、三の人たちは、写真師を怒鳴りつけました。が、先方は撮ったが最後「後は野となれ山となれ」です。カメラを手早く収めて、こそこそと逃げ出したすばしこさに、聴衆はまたひとしきり笑いました。(菊池寛『M侯爵と写真師』)

類義語[編集]