出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
忍 者 (にんじゃ)
- 《日本史(wp)、軍事》 忍術(wp)を使って密偵・諜報・謀略・後方攪乱・暗殺などを行う者。忍術使い。忍びの者。忍び。くノ一(女性の忍者)。源平時代以後の日本で発祥し、戦国時代(wp)には各家に雇用されて陰に日向に活躍をした。特に甲賀と伊賀を本拠とした忍者集団(甲賀者と伊賀者)が有名。当時、各地ではそれぞれに固有の名称で呼ばれていた。
- 《娯楽》(忍者、NINJA、ニンジャ) 実在した語義1の忍者を元に、職能や身体能力を誇張することによって創出されたエンターテインメント(wp)性の強い戦士タイプのキャラクター。
- 忍術を使うことに変わり無いが、時代と地域による差異はある。江戸時代には歌舞伎役者風で神通力(wp)を駆使する超人(wp)的忍者キャラクターが人気を博した(正確には、歌舞伎の人気演目が生まれたことで歌舞伎役者風が定番化した。■右下の画像参照)。現代では人間以外の種族の忍者も珍しくない。また、特に海外で持て囃されるキャラクターであることを強調する場合には、その意をもって「NINJA」あるいは「ニンジャ」と表記される。
語義1
語義2
- NINJA :日本国外でイメージされる、脚色された忍者あるいは忍者キャラクターを意味することの多い表現。
- ニンジャ : 1. "NINJA" の音写の意味を持つ表現。 2. 無国籍(wp)キャラクターとしての忍者。
現代の日本では、語義1の忍者を「ニンジャ」と表現することは少ない。