出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
扰乱 および 擾亂 も参照。
- じょ↗ーらん
擾乱 (じょうらん)
- 入り乱れること。乱れて騒ぐこと。また、入り乱れた様。
- 方今小僧行基。并弟子等。零疊街衢。妄説罪福。合構朋黨。焚剥指臂。歴門假説。強乞餘物。詐稱聖道。妖惑百姓。道俗擾乱。四民棄業。進違釋教。退犯法令。(『続日本紀』卷第七 元正紀一)
- (気象) 大気が乱れること。
慎到『慎子』(紀元前4世紀成立)
- (白文)昔周室之衰也,厲王擾亂天下,諸侯力政,人欲獨行以相兼。
- (現代語訳)昔、周の王室が衰えて、厲王が(悪政により)天下を入り乱し、諸侯は(王に代わって)政務に努め、人々は双方の様子を見て独立を保とうとした。
活用と結合例
各活用形の基礎的な結合例
意味 |
語形 |
結合
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否定 |
擾乱しない |
未然形 + ない
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否定(古風) |
擾乱せず |
未然形 + ず
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自発・受身 可能・尊敬 |
擾乱される |
未然形 + れる
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丁寧 |
擾乱します |
連用形 + ます
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過去・完了・状態 |
擾乱した |
連用形 + た
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言い切り |
擾乱する |
終止形のみ
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名詞化 |
擾乱すること |
連体形 + こと
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仮定条件 |
擾乱すれば |
仮定形 + ば
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命令 |
擾乱しろ 擾乱せよ |
命令形のみ
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