最初期

出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
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日本語[編集]

名詞[編集]

(さいしょき)

  1. 物事始まっ時期の中でも特に始まってすぐの時期。
    • とにかく昌造及び幸八による、日本人によつて創られた最初期の蒸汽船はのろいながらも日本の海を進水したのであつた。(徳永直「光をかかぐる人々」)〔1943年〕[1]
    • しかも恐しいことは、この種の病気は或る程度以上進行すると、もはや手をつけられないことである。そして難病をその最初期のうちに治してしまった名医は、案外余り感謝されないものである。(中谷宇吉郎「千里眼その他」)〔1943年〕[2]
    • 2003年6月、約16万年前の最初期のホモ・サピエンス(現代人)の化石がエチオピアで発見されたと発表された。(外務省「平成16年版外交青書」)〔2004年〕[3]
    • 神奈川県庁舎は関東大震災の後、昭和3年に建設された。「横浜三塔」のうち、キングの塔として知られる。官公庁舎として、鉄骨鉄筋コンクリート構造を採用した最初期の例であり、(文化庁、産業重要文化財(建造物)の指定について)〔2019年〕[4]

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  1. 青空文庫(2010年1月22日作成)(底本:「光をかかぐる人々」河出書房、1943年11月20日初版)https://www.aozora.gr.jp/cards/001308/files/50066_38025.html 2020年1月11日参照。
  2. 青空文庫(2013年1月4日作成)(底本:「中谷宇吉郎随筆集」岩波文庫、岩波書店、2011年1月6日第26刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/001569/files/53221_49864.html 2020年1月11日参照。
  3. 『平成16年版外交青書』「第2章7節【総論-人類発祥の地・アフリカ】」(外務省ホームページ)政府標準利用規約(第2.0版)公開 https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/bluebook/2004/hakusho/h16/html/G2700100.html 2020年1月11日参照。
  4. 『報道発表 重要文化財(建造物)の指定について』2019年10月18日(文化庁ホームページ)政府標準利用規約(第2.0版)公開 https://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/1421977.html 2020年1月11日参照。