杜撰

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日本語[編集]

名詞・形容動詞[編集]

(ずさん)

  1. 根拠の確かでない詩や文章を書くこと。また、その誤まりが多い著作。
    • 故に其飜訳でも著作でも、一字一語皆出処があって、決して杜撰なものでは無かった。(幸徳秋水 『文士としての兆民先生』)
  2. 物事の扱いが不適切で、誤りが多いこと。手抜き。いい加減。
    • アスファルト大道と云うものの、その二十間道路の上には、どこもかしこも多量の泥が流れていて、勾配の計算が杜撰にされた証拠に、あるところでは、大水溜りがあった。(宮本百合子 『播州平野』)

出典[編集]

南宋の王楙が著した『野客叢書』(やかくそうしょ)の以下の箇所による。

  • 杜默 為詩、多不合律。故言事不合格者為杜撰
    杜黙(ともく)はの詩人、「撰」は著作することで、杜黙の作る(作詩の規則)を外れたものが多かったことから、誤まりが多い著作を意味するようになったという。

活用[編集]

杜撰-だ 形容動詞活用表日本語の活用
ダ活用
語幹 未然形 連用形 終止形 連体形 仮定形 命令形
杜撰 だろ だっ

なら (無し)
各活用形の基礎的な結合例
意味 語形 結合
推量・意志 杜撰だろう 未然形 +
過去・完了 杜撰だった 連用形 +
否定形 杜撰でない 連用形 + ない
自動詞化 杜撰になる 連用形 + なる
言い切り 杜撰だ 終止形のみ
名詞化 杜撰なこと 連体形 + こと
仮定条件 杜撰ならば 仮定形 +
様態 杜撰そうだ 語幹 + そうだ

類義語[編集]

  • 孟浪
    強調表現として、孟浪杜撰を用いる事もある。

中国語[編集]

動詞[編集]

 (dù zhuàn)

  1. でたらめな著作をする、捏造する。