あずまうた

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日本語[編集]

発音[編集]

名詞[編集]

あずまうた

  1. (文学) 万葉集」巻14・「古今集」巻20に収められた短歌230余首の総称東国方言でよまれた民謡風の和歌

収録された歌の例[編集]

  • 夏麻引く海上潟の沖つ渚に船はとどめむさ夜ふけにけり
  • 筑波嶺に雪かも降らる否をかも愛しき児ろが衣乾さるかも
  • 信濃なる須賀の荒野にほととぎす鳴く声きけば時過ぎにけり
  • 信濃路は今の墾道刈株に足踏ましむなくつ履け我が夫
  • 富士の嶺のいや遠長き山道をも妹がりとへば気に吟ばず来ぬ
  • さ寝らくは玉の緒ばかり恋ふらくは富士の高嶺の鳴沢のごと