枢軸

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樞軸 および 枢轴 も参照。

日本語[編集]

この単語の漢字
すう
常用漢字
じく
常用漢字
音読み

発音[編集]

名詞[編集]

(すうじく)

  1. 物事重要箇所
  2. 政治などの中心
  3. (英語 "Axis" の定訳) 国際関係上、親密な関係にあって共同行動をとる国々。

由来[編集]

語義3

  • べニート・ムッソリーニが好んで用いた表現。1936年9月ヒトラーとイタリア外相チャーノ会談後、発表されたムッソリーニの以下の声明より、独伊の関係に用いるようになったとされる[2]
    「このドイツとイタリヤを結ぶ絆、ローマ=ベルリン線は他国を隔てる隔壁ではない。協調と平和の意志を持つすべてのヨーロッパ諸国が、その周りを回ることができる枢軸である。」(児島襄『第二次世界大戦 ヒトラーの戦い』より)

熟語[編集]

翻訳[編集]


脚注[編集]

  1. 大辞林松村明 編、三省堂、2019年、第4版。 ISBN 4-385-13906-7
  2. ただし、ムッソリーニはそれ以前に独伊の関係を「軸(イタリア語:asse)」と表現している。
    "non v'ha dubbio che in questo momento l'asse della storia europea passa per Berlino"(この瞬間、ヨーロッパの歴史の軸が[ローマから]ベルリンを通過していることは間違いない)- 1923年新聞記者の著作序文にムッソリーニが書いたもの。