桃李もの言わざれども、下自ずから蹊を成す

出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
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日本語[編集]

成句[編集]

桃李トウリものわざれども、した/しも/もと おのずからこみち/みち/ケイ

  1. (良い実をつける)ももすももの樹はものを言うことはないが、実を取るのに人が通って自然に小道(蹊)ができるように、人徳ある人には自然と人が集まることのたとえ。
    • 一夫人が名を求めずして、しかもタイムス紙の言うように、当時英国の大学者がことごとくここに集合するようになったのは、いわゆる「桃李ものいわずしもおのずからけいをなす」である。(穂積陳重 『法窓夜話』)
    • 桃李言はざれども、下自ら蹊を成す」とは確かに知者の言である。尤も「桃李言はざれども」ではない。実は「桃李言はざれば」である。(芥川龍之介 『侏儒の言葉』)

由来[編集]

『史記・李広伝賛』「諺曰、桃李不言,下自成蹊、此言雖小、可以諭大」より。

関連語[編集]

翻訳[編集]

中国語:桃李不言,下自成蹊(táolǐbùyán,xiàzìchéngxī)、桃李无言,下自成蹊/桃李無言,下自成蹊、桃李不言,下自成行