出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
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漢字[編集]

字源[編集]

意義[編集]

  1. 山萩ヤマハギ싸리, 싸리나무; Lespedeza bicolor, 古語ではᄡᆞ리)。
  2. 地名。
    • 『三国史記』(ca.1145)巻46「崔致遠伝」に「卽差橻城郡太守金峻爲告奏使」とある。ただし、『新増東国輿地勝覧』(1530)巻19「沔川郡、郡名」には「槥城(槥, 俗作橻, 或作杻, 非)」とあり、この橻城郡は槥城郡の誤りかもしれない[1]。高麗の李斉賢(1288-1367)の詩文集『益斎集』「門下侍郞平章事判吏部事贈諡威烈公金公行軍記」には「追至溟州, 戰于橻嶺」とある。
  • 鮎貝房之進によれば、朝鮮半島は至る所にハギが生えており、地名に多く用いられるのは至極当然のことであり、日本のという漢字同様、身近なのにもかかわらず、ぴったりあてはまる漢字がなかったことから造字されたものであるという。

朝鮮語[編集]

熟語[編集]

注釈[編集]

  1. 1.0 1.1 鮎貝房之進によれば、朝鮮ではハギの枝を束ねてとすることが多く、箒を意味するにしたが変形してこの字になったのではないか、と推測している。

文字情報[編集]

文字コード[編集]