熱機関

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日本語[編集]

この単語の漢字
ねつ
第四学年

第四学年
かん
第四学年
音読み 音読み 音読み

発音[編集]

名詞[編集]

(ねつきかん)

  1. (熱力学) 熱エネルギー機械的エネルギーあるいは仕事変換する装置原動機の一。蒸気機関など。
    • 1931年、スワンテ・アウグスト・アーレニウス、寺田寅彦訳「宇宙の始まり」[1]
      しかしカルノーの研究では熱機関の本性に関する考察が主要な役目を勤めている。その熱機関では熱が高温の物体から低温の物体に移ることによって仕事が成される。
    • 1945年、中谷宇吉郎「霧を消す話」[2]
      人造霧が得られれば、実験はどんどん出来るはずである。それに熱式と腹を決めてしまえば、あとは大量の熱気を得る装置さえ作ればよいことになる。そういう装置は熱機関の方面で充分研究され、既に実用に供されているものが沢山ある。

関連語[編集]

翻訳[編集]

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  1. 青空文庫、2010年8月2日作成、2012年5月10日修正(底本:「宇宙の始まり」第三書館、1992(平成4)年11月1日初版発行)https://www.aozora.gr.jp/cards/000226/files/1150_40143.html
  2. 青空文庫、2020年12月29日作成、2021年1月16日修正(底本:「中谷宇吉郎随筆選集第二巻」朝日新聞社、1966(昭和41)年9月30日第2刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/001569/files/59191_72480.html