出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
牛耳る(ぎゅうじる)
- (他動詞) 中心人物となり、皆を思い通りに動かす。
- 少年達は少女達の中心にツルがゐて、彼女が少女達の輿論を牛耳つてゐるのを見た。(新美南吉 『登つていつた少年』)
活用と結合例
各活用形の基礎的な結合例
| 意味 | 語形 | 結合 |
| 否定 | 牛耳らない | 未然形 + ない |
| 意志・勧誘 | 牛耳ろう | 未然形音便 + う |
| 丁寧 | 牛耳ります | 連用形 + ます |
| 過去・完了・状態 | 牛耳った | 連用形音便 + た |
| 言い切り | 牛耳る | 終止形のみ |
| 名詞化 | 牛耳ること | 連体形 + こと |
| 仮定条件 | 牛耳れば | 仮定形 + ば |
| 命令 | 牛耳れ | 命令形のみ |
- 近年では「牛耳よう」「牛耳て」「牛耳た」のように上一段活用させる事例も見られる。
- 中国の成語「執牛耳(牛耳を執る)」より、春秋戦国時代の中国において諸侯が盟約を結ぶときには、生け贄の牛の耳を切りその血をすする慣習があり、その際、牛の耳を切る者が会盟の長となったことから。
- (春秋左氏伝定公八年)趙簡子曰「群臣誰敢盟衛君者」、涉佗、成何曰「我能盟之」衛人請執牛耳