「さる」の版間の差分

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#特定の対象を漠然と指す。
#特定の対象を漠然と指す。
#:然るお方が参られて言うには…
#:然るお方が参られて言うには…
#それなりの、[[相応]]の。[[たいした]]。
#:[[敵]]もさるもの。
#:[[画家]]の[[機知]]もさることながら、このミトスの中にはかなり深い[[意味]]で、[[芸術]][[現象]]の[[本質的]]なる[[構造]]を[[あらわ]]にしていると思う。(中井正一『うつす』)


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2017年12月14日 (木) 06:44時点における版

日本語

動詞:去る

さるる】

  1. 離れて行く。
    住み慣れた街を去る。頭痛が去る

活用

ラ行五段活用
さ-る

関連語

連体詞:去る

さるる】

  1. 過ぎた。先の。
    去る十月二十日にはパーティーが行われた。

語源

動詞「さる」の連体形から。

関連語


連体詞:然る

さるる りの連体形

  1. 特定の対象を漠然と指す。
    然るお方が参られて言うには…
  2. それなりの、相応の。たいした
    もさるもの。
    画家機知もさることながら、このミトスの中にはかなり深い意味で、芸術現象本質的なる構造あらわにしていると思う。(中井正一『うつす』)

関連語


名詞:猿

さる【サル、 「猴」は大型のもの、多くは類人猿を指す】

  1. 哺乳類霊長類動物日本語では一般ニホンザルを指す。
  2. (俗語)他人馬鹿にして使う言葉。顔が語義1.に似ている、または性欲が強いといった含意がある。
  3. 豊臣秀吉俗称織田信長がこう呼んだことに由来する。

関連語

翻訳


名詞:申

さる

  1. 干支の9番目。猿を当てる。
  2. 方位の一つ。方位角240度。

関連語

十二支
文字 動物 方位
八卦
:カン)
チュウ うし 北東(:ゴン うしとら
イン とら
ボウ :シン)
シン たつ 東南(:ソン たつみ
うま :リ)
ひつじ 南西(:コン ひつじさる
シン さる
ユウ とり 西:ダ)
ジュツ いぬ 北西(:ケン・カン いぬい
ガイ

古典日本語

動詞:避る

さるる】

  1. 避けること。

活用

ラ行四段活用
さ-る

動詞:曝る

さるる】

  1. 色あせること。

活用

ラ行四段活用
さ-る

活用

ラ行下二段活用
さ-る

助動詞

さる

  • 接続:四段活用、上一段・下一段活用、上二段・下二段活用の動詞の未然形、カ変動詞の連用形に接続。
  1. 尊敬)軽い尊敬、親愛の意を表す。(~なさる)
  2. 卑語)軽くののしったり、卑しめる意を表す。(~やがる)

活用:古語

連用形接続
未然形 連用形 終止形 連体形 已然形 命令形
さら さり(さつ) さる さる され され(さい)