「帯に短く襷に長し」の版間の差分

出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
削除された内容 追加された内容
カテゴリ変更。語義説明を短く。スタイルを変更。
1行目: 1行目:
{{DEFAULTSORT:おひにみしかくたすきになかし}}
== {{ja}} ==
== {{ja}} ==
[[Category:{{ja}}|おひにみしかくたすきになかし]]
[[Category:{{ja}}]]


==={{alter}}===
*[[帯に短し襷に長し]]
=== ことわざ ===
=== ことわざ ===
[[Category:ことわざ|おひにみしかくたすきになかし]]
[[Category:{{jpn}} ことわざ]]
;[[帯]]に[[短]]く[[襷]]に[[長]]し(おびにみじかくたすきにながし)
'''[[帯]]に[[短]]く[[襷]]に[[長]]し'''[[おび]][[みじかい|みじかく]][[たすき]][[ながい|ながし]]
# ある[[物品]]や[[状況]]をなんらかの[[事由]]に[[使用]]する際、もう一つのところで[[整合性]]を[[期待]]できないような状況や、一見すると整合性が期待できるように見えていざ使用するとま一つ[[どっちつかず]][[使用感]]のたとえ。
# ある[[物品]]や[[状況]]を[[用]]する際、一見よさそうに見えていざ用すると何におても[[中途半端]]であったり[[使用感]]いことのたとえ。
# 一つの物品や事由を多数の状況の何らかの適合できそうな状況に使用しようとした際、使用できそうに見えるにもかかわらず、結果今ひとつのところでその全てにおいて使用できなかったり、使用感が今ひとつ悪かったりするような状況のたとえ。


==== 用法 ====
==== 用法 ====
一般的には「役に立たない物」や「無能な人間」を指すように思われているが、本諺で使用する対象が別の状況においては、合理的であったり適合性が高かったりする物や状況であったりすることもあるので、そのような認識で使用するのは[[妥当]]ではない。
「役に立たない物」や「無能な人間」を指すように思われることもあるが、本諺で使用する対象が別の状況においては、[[合理的]]であったり適合性が高かったりする物や状況であったりすることもあるので、そのような認識で使用するのは[[妥当]]ではない。


==== {{etym}} ====
==== {{etym}} ====
反物の布生地を[[着物]]の[[帯]]に使用するには今ひとつ短く、さりとて[[襷]]に使うには少し長く襷を掛けたときに長さが余ってしまう状況から。
反物の布生地を[[きもの|着物]]の[[おび|帯]]に使用するには今ひとつ短く、さりとて[[たすき|襷]]に使うには少し長く襷を掛けたときに長さが余ってしまう状況から。

==== {{rel}} ====
* {{syn}}: [[帯に短し襷に長し]]

2018年3月7日 (水) 00:50時点における版

日本語

異表記・別形

ことわざ

おびみじかくたすきながし

  1. ある物品状況利用する際、一見よさそうに見えてもいざ利用すると何においても中途半端であったり使用感が悪いことのたとえ。

用法

「役に立たない物」や「無能な人間」を指すように思われることもあるが、本諺で使用する対象が別の状況においては、合理的であったり適合性が高かったりする物や状況であったりすることもあるので、そのような認識で使用するのは妥当ではない。

語源

反物の布生地を着物に使用するには今ひとつ短く、さりとてに使うには少し長く襷を掛けたときに長さが余ってしまう状況から。