「ちがい」の版間の差分

出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
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終止形は俗語で「ちげえ」となることがある。


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2021年2月11日 (木) 23:49時点における版

ちかい も参照。

日本語

名詞

ちがい

  1. 差異相異なること。相異なる点。
    • 工場に働く婦人たちと農業にしたがっている婦人たちとが、ともに働く婦人であることにちがいはありません。(宮本百合子「願いは一つにまとめて」)〔1950年〕[1]
    • そして三十分もおくれたことが、二人の少年の運命の上に、たいへんなちがいをもたらした。(海野十三「少年探偵長」)〔1949年〕[2]
  2. 間違い。事実や正解と合わないこと。事実や正解と合わない点。
    • 同人は皆、非常に自信家のように思う人があるが、それは大ちがいだ。ほかの作家の書いたものに、帽子をとることも、ずいぶんある。(芥川龍之介「校正後に」)〔1916年〕[3]
    • 盗みをいたしました。それにちがいはございませぬ。(太宰治「燈籠」)〔1937年〕[4]

発音(?)

チ↗ガイ

複合語

翻訳

語義1 — 「差異#翻訳」を参照のこと
語義2 — 「まちがい#翻訳」を参照のこと

動詞

ちがい

  1. ちがう」の連用形

形容詞

ちがい

  1. (俗語) ちがう
    • 特に連用形の「ちがかっ」「ちがく」が使われやすい。

活用

語幹 未然形 連用形 終止形 連体形 仮定形 命令形 活用型
ちが かろ かっ
けれ 口語

終止形は俗語で「ちげえ」となることがある。

発音(?)

チ↗ガ↘イ

  1. 青空文庫(2003年6月4日作成)(底本:「宮本百合子全集 第十五巻」新日本出版社、1986年3月20日第4刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/000311/files/3298_10986.html 2019年8月14日参照。
  2. 青空文庫(2002年1月12日公開、2006年7月29日修正)(底本:「海野十三全集 第13巻 少年探偵長」三一書房、1992年2月29日第1版第1刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/000160/files/2615_23959.html 2019年8月14日参照。
  3. 青空文庫(1999年1月12日公開、2004年3月10日修正)(底本:「羅生門・鼻・芋粥」角川文庫、角川書店、1985年11月10日改版38版)https://www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/89_15188.html 2019年8月14日参照。
  4. 青空文庫(2005年10月12日作成)(底本:「きりぎりす」新潮文庫、新潮社、2001年5月5日53刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/000035/files/1568_19909.html 2019年8月14日参照。