「蛟竜」の版間の差分

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# 中国の伝説上の生き物。ながく水中に潜んでいるが、時がくれば雨や雲に乗り、天に昇って竜となる竜の幼生。[[みずち]]。
# [[中国]]の伝説上の生き物。ながく[[水中]]に潜んでいるが、時がくれば[[]][[]]に乗り、[[]]に昇って[[]]となる竜の[[幼生]]。[[みずち]]。
#*'''蛟龍'''は常に保深淵之中。若遊浅渚、有漁網釣者之愁。(太平記20)
#*'''蛟龍'''は常に保深淵之中。若遊浅渚、有漁網釣者之愁。(太平記20)
# (比喩)時運に恵まれずに実力を発揮できない英雄や豪傑。
# (比喩)時運に恵まれずに実力を発揮できない英雄や豪傑。

2021年5月1日 (土) 11:02時点における版

蛟龍 および 蛟龙 も参照。

日本語

名詞

  (こうりゅうこうりょう)

  1. 中国の伝説上の生き物。ながく水中に潜んでいるが、時がくればに乗り、に昇ってとなる竜の幼生みずち
    • 蛟龍は常に保深淵之中。若遊浅渚、有漁網釣者之愁。(太平記20)
  2. (比喩)時運に恵まれずに実力を発揮できない英雄や豪傑。
    • さっき居合せた者も皆そうじゃ。蛟龍(こうりょう)も時を得ざれば空しく淵(ふち)に潜むでな、みな木樵(きこり)をしたり、この山で、薬草採りなどして生計(たつき)をたてているが、時到れば、鉢の木の佐野源左衛門じゃないが、この山刀一腰(ひとこし)に、ぼろ鎧(よろい)を纏(まと)っても、名ある大名の陣場を借りて、日頃の腕を振うつもりじゃが(吉川英治『宮本武蔵 空の巻』)