「だろう」の版間の差分

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「だろう」としての活用を示す
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2021年8月16日 (月) 01:28時点における版

日本語

助動詞

だろう

  1. 助動詞のうち、断定助動詞」の未然形に推量の助動詞「」がついたで、不確かではあるが一応の断定、あるいは推量表す
  2. 相手に気づいてもらうためのうながし確認を表す。〜じゃないか。
    • ほら、あそこに見えるだろう。
  3. 疑問反語の語気をいくぶんやわらげる。
    • いったい何があったのだろうか。(cf.いったい何があったのか。)

用法

現在ではすべての用言、およびさまざまな助動詞に接続できる点で「」とは異なる。以下の例では、いずれも「」は不可。

  • きっと来るだろう
  • きっと高いだろう
  • 読まないだろう
  • 読まれるだろう

かつては「」、「よう」が同じ意味を表したが、現在では非常に硬い文体にしか使われない。

  • きっと来よう
  • きっと高かろ
  • 読まなかろ
  • 読まれよう

だろう」および丁寧形の「でしょう」は、口語では一般に「だろ」および「でしょ」になる。これらは、「だ」「です」より丁寧度が低い。丁寧形を使わない親しい間柄でも、「でしょ」を使える。

例: AとBは対等の友人

A: 「さっきの本、どこに置いた?」
B: 「机の上にあるだろ。」 (ややぞんざい)
B: 「机の上にあるでしょ。」 (普通)

例: AはBの上司

A: 「さっきの書類はどこですか?」
B: 「机の上にあるでしょ。」 (ぞんざい)
B: 「机の上にあるでしょう。」 (ややぞんざい)
B: 「机の上にありますでしょう。」 (可能)
B: 「机の上にありませんか?」 (言い換え、普通)

活用

未然形 連用形 終止形 連体形 仮定形 命令形 活用型
だろう (だろう) 無変化型

類義語