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*初版の定義は {{書誌・大日本国語辞典|4|553|229}} より
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2012年5月14日 (月) 09:20時点における版

日本語

発音(?)

  • NHK: ヒラ↘ク
  • 東京アクセント:ヒ↗ラ↘ク
  • 京阪アクセント:↗ヒラク

語源

  1. ヒロアク(広明)、ヒロハレク(広晴来)
  2. ヒラアク(平明)

自動詞

ひらくく・く】

  1. 閉じているもの、かたまっているものなどが、ひろがるのびる
    1. つぼみがほころぶ。花が咲く
      花ひらく
  2. はじまる
  3. 晴れる快くなる、さわやかになる。
  4. さかんになる。よくなる。
    1. 人智が進む。文明にが発展する。
  5. いみことば》戦闘において、撤退する、退散する。
    1. 宴や会合を終了して解散する。おひらきになる。
  6. (距離、年齢、順位、値段などに)隔たりが生じる。差が大きくなる。

活用

カ行五段活用
ひら-く

他動詞

ひらくく・く】

  1. 閉じているもの、かたまっているものなどを、おしあけるときはなつ。取り放す。明ける
    1. 扉や門を通れる状態にする。
      正門をひらく
    2. 目口や手足を広げる
      腕をめいっぱいにひらく/すべての指をひらくとじゃんけんのぱあの形
    3. 閉鎖した場所を自由に行き来できるようにする。
      一般にも門戸をひらく
    4. 他人に心を通わせて交流できるようにする。
      心をひらく
    5. 障害を取り除く。導き通させる。流通させる。
      血路をひらく
  2. ひろげるのばす
    1. 本などを読むために中身が見える状態にする。
      教科書をひらく
      関連語: よむひもとく
    2. 魚の調理において、背中あるいは腹から包丁を入れて広げる。
      関東では魚を背中からひらく
      関連語: ひらきにする、さばくおろす
  3. いみことば割る砕くなどの婉曲表現。
    関連語: 鏡開き
  4. 酒を飲み干して杯をからにする。
  5. 《数学》ある式またはある数のn乗根を求める。
  6. 《数学》括弧のついた数式を、括弧がついていない数式に変換する。
  7. 文章中の漢字平仮名に変更する。
  8. ものごとをはじめる
    1. 会合を開始する。
      今から会議をひらく
    2. もよおす。場を設ける
      懇親会をひらく
    3. 都市、政府、商売、学説などを、新たに興す
    4. 掘り起こす開墾する。開拓する。
      森をひらく
    5. 盛んにする。栄えさせる。晴らす。
  9. 解き明かす。
    1. 明らかにする。
    2. 解く。排する。

活用

カ行五段活用
ひら-く

対義語

参考

  • 初版の定義は 上田万年松井簡治『大日本国語辞典』 金港堂書籍、第4巻、1919年12月18日、紙面553ページ、デジタル229ページ、全国書誌番号:43022818、国立国会図書館デジタルライブラリー pid 954648/229 より