「光陰矢の如し」の版間の差分

出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
削除された内容 追加された内容
13行目: 13行目:
*{{ru}}:[[время летит]]
*{{ru}}:[[время летит]]
*{{zh}}:{{lang|zh|[[光阴似箭]]}}
*{{zh}}:{{lang|zh|[[光阴似箭]]}}

====その他の用例====
* 秋來庭下,'''光陰如箭''',似無言,有意傷儂。(蘇軾)
* '''日月過箭疾'''。公今未有田,把筆耕六籍。(黄山谷)
* '''光陰如箭'''如流水。散亂全因缺定門。(永明智覚禅師唯心決)
* 古詩曰。四時更代謝。日月遞差馳。蓋言<sub>二</sub>歳月之易<sub>一レ</sub>過也。況到<sub>二</sub>暮齢<sub>一</sub>。'''光陰如<sub>二</sub>征箭<sub>一</sub>'''、時節如<sub>二</sub>流水<sub>一</sub>。衰残之軀。取<sub>レ</sub>楽之工夫。須<sub>下</sub>以<sub>二</sub>一日<sub>一</sub>為<sub>二</sub>十日<sub>一</sub>。以<sub>二</sub>一月<sub>一</sub>為<sub>中</sub>一年<sub>上</sub>。若不<sub>レ</sub>然。縦雖<sub>三</sub>幸天假<sub>二</sub>百年<sub>一</sub>如<sub>二</sub>白駒過<sub>一レ</sub>隙耳。残喘須臾之際。苟徒爾而終<sub>レ</sub>身。雖<sub>二</sub>悔恨噬<sub>一レ</sub>臍。何益之有。 (『慎思錄』巻之二)
* 古語に、'''光陰箭の如く'''、時節流るゝが如し。又曰、光陰惜むべし、是を流水に譬ふと云へり。月日のはやき事、年々にまさる。一度行きて帰らざる事、流水の如し。今年の今日の今時、再帰らず。なす事なくて、等閑に月日を送るは、身をいたづらになすなり。惜むべし。大禹は聖人なりしだに、猶寸陰を惜み給へり、況や末世の凡人をや。聖人は尺璧を尊ばずして、寸陰を惜むとも云へり。少年の時は、記性強くして、中年以後数日に覚ゆる事を、唯一日半日にも覚えて、身を終るまで忘れず。一生の宝となる。年老いて後悔なからんことを思ひ、小児の時、時日を惜みて、いさみ勤むべし。かようにせば、後悔なかるべし。 (『和俗童子訓 巻三』)

==== 関連語 ====
* [[光陰可惜、時不待人]]


====外部リンク====
====外部リンク====

2014年10月5日 (日) 03:50時点における版

日本語

ことわざ

(こういんやのごとし)

  1. 月日過ぎるのは矢のように早いことのたとえ。
    維新の頃より今日に至るまで、諸藩の有様は現に今人目撃するところにして、これを記すはほとんど無益なるに似たれども、光陰矢のごとく、今より五十年を過ぎ、顧て明治前後日本の藩情如何詮索せんと欲するも、茫乎としてこれを求るに難きものあるべし。(福沢諭吉 『旧藩情』)

翻訳

その他の用例

  • 秋來庭下,光陰如箭,似無言,有意傷儂。(蘇軾)
  • 日月過箭疾。公今未有田,把筆耕六籍。(黄山谷)
  • 光陰如箭如流水。散亂全因缺定門。(永明智覚禅師唯心決)
  • 古詩曰。四時更代謝。日月遞差馳。蓋言歳月之易一レ過也。況到暮齢光陰如征箭、時節如流水。衰残之軀。取楽之工夫。須一日十日。以一月一年。若不然。縦雖幸天假百年白駒過一レ隙耳。残喘須臾之際。苟徒爾而終身。雖悔恨噬一レ臍。何益之有。 (『慎思錄』巻之二)
  • 古語に、光陰箭の如く、時節流るゝが如し。又曰、光陰惜むべし、是を流水に譬ふと云へり。月日のはやき事、年々にまさる。一度行きて帰らざる事、流水の如し。今年の今日の今時、再帰らず。なす事なくて、等閑に月日を送るは、身をいたづらになすなり。惜むべし。大禹は聖人なりしだに、猶寸陰を惜み給へり、況や末世の凡人をや。聖人は尺璧を尊ばずして、寸陰を惜むとも云へり。少年の時は、記性強くして、中年以後数日に覚ゆる事を、唯一日半日にも覚えて、身を終るまで忘れず。一生の宝となる。年老いて後悔なからんことを思ひ、小児の時、時日を惜みて、いさみ勤むべし。かようにせば、後悔なかるべし。 (『和俗童子訓 巻三』)

関連語

外部リンク