「る」の版間の差分
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'''る'''(古形は「'''{{助動詞|ゆ}}'''」) |
'''る'''(古形は「'''{{助動詞|ゆ}}'''」) |
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*接続:四段活用・ナ行、ラ行変格活用の動詞の未然形に接続。その他のものは「'''[[らる]]'''」が接続。 |
*接続:四段活用・ナ行、ラ行変格活用の動詞の未然形に接続。その他のものは「'''[[らる]]'''」が接続。 |
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#([[自発]]) 動作がはっきりと意図しないで、自然に起き |
#([[自発]]) 動作がはっきりと意図しないで、自然に起きることを表す。 |
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#:秋来ぬと目には[[さやか]]に見えねども風の音にぞおどろか'''れ'''{{助動詞|ぬる}}([[w:古今集|古今集]]・[[w:藤原敏行|藤原敏行]]) |
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#::秋が来たと目にはっきりと見えるわけではないが、(秋の気配の)風の音に(自然に)驚かされるものである。 |
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#([[うけみ|受身]])他者から発せられる動作を[[こうむる|被る]]ことを表す。 |
#([[うけみ|受身]])他者から発せられる動作を[[こうむる|被る]]ことを表す。 |
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#:瀬をはやみ岩にせか'''るる'''瀧川のわれても末にあはむとそおもふ([[w:久安百首|久安百首]]/[[w:小倉百人一首]]・[[w:崇徳院|崇徳院]]) |
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#::川の瀬の流れが速く、岩にさえぎられてしまう急流が割れてしまっても末には合流するように、今は別れても後にはまたきっと会うことができると信じている。 |
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#([[可能]])動作をすることができることを表す。 |
#([[可能]])動作をすることができることを表す。 |
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#:冬はいかなる所にも住ま'''る'''([[w:吉田兼好|吉田兼好]]『[[w:徒然草|徒然草]]』) |
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#::冬はどんな所でも住むことができる。 |
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#([[尊敬]])動作の主語に対する軽い敬意の念を表す。 |
#([[尊敬]])動作の主語に対する軽い敬意の念を表す。 |
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#:[[内裏]]造ら'''るる'''にも、必ず、作り果てぬ所を残す事なり([[w:吉田兼好|吉田兼好]]『[[w:徒然草|徒然草]]』) |
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#::内裏(のように立派な建物)を造られる場合でも、必ず、未完成の部分を残すということですよ。 |
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#::*「内裏」建築の職人に対する敬意 |
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====活用==== |
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