「る」の版間の差分

出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
削除された内容 追加された内容
ボットによる: 「pt:る」を追加
55行目: 55行目:
[[li:る]]
[[li:る]]
[[lt:る]]
[[lt:る]]
[[pt:る]]
[[ru:る]]
[[ru:る]]
[[zh:る]]
[[zh:る]]

2016年9月15日 (木) 01:59時点における版

る 教科書体
書き順

日本語

文字

接尾辞

  1. 主に外来語の略語に付され、ラ行5段活用の動詞(多くは俗語)を造る。

古典日本語

助動詞

(古形は「」)

  • 接続:四段活用・ナ行、ラ行変格活用の動詞の未然形に接続。その他のものは「らる」が接続。
  1. 自発) 動作がはっきりと意図しないで、自然に起きることを表す。
    秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかぬる古今集藤原敏行
    秋が来たと目にはっきりと見えるわけではないが、(秋の気配の)風の音に(自然に)驚かされるものである。
  2. 受身)他者から発せられる動作を被ることを表す。
    瀬をはやみ岩にせかるる瀧川のわれても末にあはむとそおもふ(久安百首/w:小倉百人一首崇徳院
    川の瀬の流れが速く、岩にさえぎられてしまう急流が割れてしまっても末には合流するように、今は別れても後にはまたきっと会うことができると信じている。
  3. 可能)動作をすることができることを表す。
    冬はいかなる所にも住ま吉田兼好徒然草』)
    冬はどんな所でも住むことができる。
  4. 尊敬)動作の主語に対する軽い敬意の念を表す。
    内裏造らるるにも、必ず、作り果てぬ所を残す事なり(吉田兼好徒然草』)
    内裏(のように立派な建物)を造られる場合でも、必ず、未完成の部分を残すということですよ。
    • 「内裏」建築の職人に対する敬意

活用

未然形 連用形 終止形 連体形 仮定形 命令形 活用型
るる れる れよ 下二段型

諸言語への影響