畜生
日本語[編集]
名詞[編集]
- (ちくしょう)仏語。人間を除く動物の総称。仏教においては、生前に不平が多く感謝の念を持たなかった者が転生した姿であり、苦しみが多く肉親をも残害する存在とされる。
- (ちくしょう)「畜生道」の略。
- (ちくしょう / ちきしょう)他者を罵ったり、悔しがったりする際に発する語。「畜生め」の形で用いるほか、しばしば感動詞的に用いる。
語源[編集]
- サンスクリット तिर्यग्योनि (tiryagyoni) の訳。tiryac(元来はtiryañc)は「横の」を、yoniは「生まれ」を意味し、合わせて「横に動く生物」を意味する。「tiryac」のなまった形を音訳して「畜」、「yoni」を意訳して「生」としたものか[1]。
発音[編集]
ち↗くしょ↘ー、ち↗きしょ↘ー
関連語[編集]
- 六道/六界/六趣/十界/三悪趣
- 鬼畜
- 類義語: (語義3)くそ
- 複合語: 犬畜生、此畜生(こんちくしょう / こんちきしょう)人皮畜生、畜生残害、畜生塚、畜生面、畜生の浅ましさ、畜生腹、畜生孕み、ど畜生