異綴

出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
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日本語[編集]

名詞[編集]

(いてつ)

  1. ある1つのや語源を同じくする語の異なる綴り
    • 4種類以上の異綴異形)を持つ語は、そのほとんど全部、本来語の機能語(10語)か異義語(6語)である。(大島 巌「Caxtonの英語と大法院標準形」)〔1991年〕[1]
    • このような背景を踏まえて初めて固有名詞を正しく読むことができ、また Kayardild と Kaiadilt が異綴の関係にあることなどが分かる。(千田 俊太郎「ニコラス・エヴァンズ『危機言語』 (大西正幸、長田俊樹、森若葉譯) : 韓國版との比較」)〔2015年〕[2]

用法[編集]

綴りという言葉が、主にアルファベットアラビア文字に使われるため、日本語中国語については使われない。そちらでは、別形異形といった言葉が使われる。

類義語[編集]

  • 別形】語義2に同じ。

対義語[編集]

複合語[編集]

翻訳[編集]

出典[編集]

  1. 大島 巌 (1991)「Caxtonの英語と大法院標準形」, 『中京英文学』, Vol.11, pp.69-87, http://id.nii.ac.jp/1217/00009966/
  2. 千田 俊太郎 (2015)「ニコラス・エヴァンズ『危機言語』 (大西正幸、長田俊樹、森若葉譯) : 韓國版との比較」, 54ページ, 『ありあけ 熊本大学言語学論集』, Vol.14, pp.37-80, http://hdl.handle.net/2298/32102