疎外

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日本語[編集]

名詞[編集]

そがい

  1. うとんじること。仲間外れにすること。
    • この頃、俊寛はよく、二人が意識して、自分を疎外しているのを感ずる。 硫黄を採りに行く時でも、海藻を採りに行くときでも、よく二人きりで行ってしまう。その上、三人でいるときでも、二人はよく顔を寄せ合って、ひそひそ話を始める。(菊池寛 『俊寛』)
  2. (哲学:ドイツ語の哲学用語Entfremdungの訳語)あるものから生じたものが、そこから離れて、生じた元と対立関係を生ずること。元はヘーゲルの用語であるが、カール・マルクスにより展開された、労働者が生み出した経済価値が、労働者の人間性を喪失させることとなるという用法で一般的になり、その後も、人間性の疎外という主題で多く論ぜられる。
    • 労賃は疎外された労働の直接の結果であり、そして疎外された労働は私有財産の直接の原因である。(K.マルクス『経済学-哲学草稿』)

対義語[編集]

  • 受容(受け容れること。仲間に入れること。)

動詞[編集]

活用

サ行変格活用
疎外-する

翻訳[編集]

哲学用語