出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
ナビゲーションに移動
検索に移動
白
字源
- 象形文字だが由来は不明。容器[字源 1]、人の頭[字源 2]など多数の説が存在するが、いずれも憶測に過ぎず、定説は無い[字源 3]。仮借して「しろ」を意味する漢語{白 /*braak/}に用いる。
- 『説文解字』では「入」+「二」と説明されているが、これは誤った分析である。甲骨文字や金文の形を見ればわかるように、「入」とも「二」とも関係がない。
- 漢語{拇 /*məəʔ/}との音声的類似を根拠として、親指を象る文字という説がかつてあった[字源 4]が、声・韻の違いが示すようにこの説は誤りである。
- ↑ 王献唐 「古文字中所見之火燭」 1945年(斉魯書社、1979年)、198-199頁。
- ↑ 陳世輝 「釈白」 『歴史教学与研究』1959年第6期。
- ↑ 季旭昇撰 『説文新証』 芸文印書館、2014年、625-626頁。
林志強等評注 『《文源》評注』 中国社会科学出版社、2017年、111頁。
- ↑ 郭沫若 「金文余釈・釋白」 『金文叢考』 1954年、人民出版社、181-182頁。
意義
- 色の名。しろ。
- はっきりした。
- 汚れがない
- いう。しゃべる。打ち明ける
- (目上の人などに対して)もうす、申し上げる。
- 明るい
- 何もない
日本語
発音
名詞
- (しろ) 色の名。
翻訳
造語成分・略称
- (白耳義の第1字)ベルギーを意味する語を作る。
- (白ナンバーの略)無許可営業を意味する語を作る。
熟語
中国語
白 *
語源
シナ・チベット祖語 *bawk
形容詞
- (色) 白い。
副詞
- 無駄に。
- ただで、無料で。
熟語
朝鮮語
白 *
熟語
ベトナム語
白 *
形容詞
- (色, 複合語で) 白い、清純な。
コード等
- Unicode
- 16進: 767D
白
- 10進: 30333
白
- JIS X 0208(-1978,1983,1990)
- 四角号碼 : 26000
- 倉頡入力法 : 竹日 (HA)
点字