盗人の昼寝

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日本語[編集]

成句[編集]

盗人ぬすびと/ぬすっと昼寝ひるね

  1. 盗人が夜に備えて昼寝をするように、一見油断しているように見えて、その実目的を持った行動をしているものであるということ。
    • これは熊楠も旅行中しばしば経験ある事で、入りもせぬ物を多く持ち来てくれるは至って親切なようだが、その実盗人の昼寝宛込があるので、誠に返礼心配が尋常でない。(南方熊楠 『十二支考 馬に関する民俗と伝説』)

参照[編集]

  • (上方)糠に釘
    幸田露伴『東西伊呂波短歌評釈』
    • 守る者は足らず、攻むるものは余りあるを云へるは東の語也、抵抗せず又随順せざる者の如何ともしがたきを云へるは西の語なり。