籌を帷幄に運らし、勝ちを千里の外に決す

出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
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日本語[編集]

成句[編集]

はかりごと帷幄イアクめぐらし、ちを千里センリそとケッ (ゆれ:「籌」に代え、「はかりごと」又は「籌策チュウサク」/「帷幄」に代え、「帷帳イチョウ」)

  1. (実際に戦場に赴かないで) 戦略を、本営の中で練って、遠くの戦場での勝利をもたらすことをいい、戦略立案の巧みさをたとえる。
    • 「それは結構です。面従は忠にあらず。もっとこっちへおよりなさい。謀を帷幄の中にめぐらして勝ちを千里の外に決しようではありませんか」(佐々木邦『苦心の学友』)

由来[編集]

高祖劉邦建国功臣張良(子房)を評した言葉から。

  • 史記・高祖本紀』「高祖曰〈略〉夫運籌策帷帳之中、決勝於千里之外、吾不子房
  • 漢書・高帝紀』「運籌帷幄之中、決勝千里之外

翻訳[編集]