出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
- (東京式) そこつ [sòkótsú] (平板型 – [0])
- IPA(?): [so̞ko̞t͡sɨᵝ]
粗忽 (そこつ)
- 軽はずみなこと。そそっかしいこと。また、そのさま。
- 人間一人の生命にかかることですから粗忽にはできません。(小酒井不木『ジェンナー伝』)〔1928年〕
- 不注意により起こった過ち。粗相。
- とど終ひには、家来が粗忽をして、家来にとつて余り大事でない殿様の頭によく傷をつけたものだ。(薄田泣菫「主人の頭を打つ女」)
活用と結合例
各活用形の基礎的な結合例
| 意味 | 語形 | 結合 |
| 推量・意志 | 粗忽だろう | 未然形 + う |
| 過去・完了 | 粗忽だった | 連用形 + た |
| 否定形 | 粗忽でない | 連用形 + ない |
| 自動詞化 | 粗忽になる | 連用形 + なる |
| 言い切り | 粗忽だ | 終止形のみ |
| 名詞化 | 粗忽なこと | 連体形 + こと |
| 仮定条件 | 粗忽ならば | 仮定形 + ば |
| 様態 | 粗忽そうだ | 語幹 + そうだ |