糠に釘

出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
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日本語[編集]

成句[編集]

ぬかくぎ

  1. (糠に釘を打ち付けても手応えがないことから)手応えや効き目が全くないことの喩え。進んで、そのような手応えの無いものに働きかけることは無駄であることの戒め。
    • 二人の息子たちが、こんなふうに怠者でありましたから、父親はほんとうに困ってしまいました。行末のことなどが案じられて、どうかして、いい子供になってくれぬものかと、そればかり心に念じていました。いくら、二人に向むかって、「仕事をせよ。」といったり、また、「働けよ。」といっても、ぬかに釘でありました。(小川未明 『星と柱を数えたら』)

類義句[編集]

参照[編集]

  • (江戸・尾張)盗人の昼寝
  • 幸田露伴『東西伊呂波短歌評釈』
    • 守る者は足らず、攻むるものは余りあるを云へるは東の語也、抵抗せず又随順せざる者の如何ともしがたきを云へるは西の語なり。