罰する

日本語

動詞

罰する (ばっする)

1. (他動詞) 〔何かに〕罰を与える。
   • 1872年、福沢諭吉「学問のすすめ」

     その法を破りて刑罰を被るは政府に罰せらるるにあらず、みずから定めし法によりて罰せらるるなり。

   • 1919年、小川未明「童話の詩的価値」

     子供は神様を信ずることが出来ます。自分の力ではどうすることも出来ないものは、神様がこれを罰して下さると信じています。

   • 1943年、江戸川乱歩「偉大なる夢」

     我々の目的は犯人を罰するという事よりも、あなたのお父さんの偉大なる発明を中途で挫折せしめないことです。

活用

活用と結合例

罰-する 動詞活用表（日本語の活用）

サ行変格活用
語幹	未然形	連用形	終止形	連体形	仮定形	命令形
罰	し せ	し	する	する	すれ	しろ せよ

各活用形の基礎的な結合例

意味	語形	結合
否定	罰しない	未然形 + ない
否定(古風)	罰せず	未然形 + ず
自発・受身 可能・尊敬	罰せられる	未然形 + られる
丁寧	罰します	連用形 + ます
過去・完了・状態	罰した	連用形 + た
言い切り	罰する	終止形のみ
名詞化	罰すること	連体形 + こと
仮定条件	罰すれば	仮定形 + ば
命令	罰しろ 罰せよ	命令形のみ

類義語

• こらしめる、お灸をすえる

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